2009年2月12日木曜日

黒川紀章の思想細胞なるものを

黒川紀章の思想のメタボリズム(新陳代謝)を自分なりに解釈し、
今回のSL中銀カプセルタワーの作品コンセプトを考えていると、
現実世界のカプセル達が可変でないことが実にもどかしく感じてくる。



もーーっと、動きがあって
どんどん形を変えて
古いものは消されて
新しいものが付加していくような
見ていて美しいような、そうでもないような
ぐちゃぐちゃ、ぬむゅあーーっと
しかしながら、こう、シャキーーーンっともしたオブジェクトに作り上げたい。



当初、作りたかったものはSL内でのカプセルを細胞に見立ててのテトリス。

どんどん古きものは消え、塊そのものが形を変えるそんなテトリス。



でも、、、、、、、



渡邊先生が一年半前に作ってたぁー!
「それ先生も昔やったよ」と一言かけてくれたらよろしかったんに。。。
軌道修正を自己の良心に強いられた。



、といった↑こういうところを通過して今回の作品ができた。


今回の作品は
“黒川紀章という枠の中で生まれた動き続ける彼の思想(カプセル、細胞)”
なるものを新陳代謝という土台に乗せて昇華するように心がけた。

宙に浮かぶ立方体(黒川紀章)の中をランダムに飛び交う多数のカプセル達、
古きカプセルは消え、新しいカプセルが生まれ、動きながら動きながら枠を飛び越えていくものも出てくる。
仮装空間だからこそできる、自由なカプセルタワー(←タワーとくくるのも変な話だが)!


≪図≫

1 件のコメント:

HIdenori Watanave さんのコメント...

お、良く見つけたね!
けっこうSIM(サーバ)の負荷が高い作品だったんで、撤去しちゃってたんですが。

作品楽しみにしています。